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チェンジ

オバマの「チェンジ」に清々しい感動を感じた時、そう遠くない日に、まさか日本でそれに優とも劣らない「チェンジ」を体験しようとは思わなかった。正確に言うと政党的なチェンジそのものはともかく、政治家といわれる人達の真摯な姿勢によって国民に影響力を与え得るのではないか、と感じさせたということである。

石橋をたたいて渡る、もしくはたたいて渡らない、的な保守の国は、チェンジへの危惧を抱えていた。それが見事に、半ば「とりあえず渡ってから考える」的な期待であったものを、はるかに上回る船出を迎えたと言えようか。その雰囲気が清々しさを与えるのだろう。勿論苦難も待ち構えている、オバマですらも苦しんでいるところである。くじけず頑張って欲しい。

明治維新以来の革新かもしれないこの「チェンジ」制度がこの国に定着することで、村社会的な日本国であっても、風通しの良さを身に着けることで、生きる喜び、期待を持てる国になってほしい。

願わくば建築界においても「チェンジ」によって期待を感じれるようになりたいものである。先の議員がここでは一人一人の建築家であろう。少なくとも私自信は、人々に生きる喜びを与えれるような建築を作りたいと思っている。